ウェブサイトを構成する「ソースコードの4分類」とは?AI検索時代に構造化データが重要な理由
Webを構成する4つのソースコードの違いと役割、そしてAI検索時代に不可欠な「構造化データ」について解説します。
ウェブサイトの運営において、「ソースコード」という言葉は身近ですが、その中身がどのように役割分担されているかをご存知でしょうか?
昨今のAI検索(生成AIによる回答など)の普及にともない、特定のコードが持つ役割が非常に重要視されています。
今回は、ウェブサイトを構成する4つのソースコードと、これからのAI検索対策の鍵を握る「構造化データ」について解説します。
ひと目でわかる!ソースコードの4分類比較表
Webサイトを構成するコードは、主に以下の4つに分類されます。それぞれの違いを「人に見えるかどうか」や「AIがどう解釈するか」という視点でまとめました。

各コードの役割と具体的な活用例
1. マークアップ言語 (HTML)
Webサイトの「骨組み」と「内容」を記述します。検索エンジンに「ここにタイトルがある」「ここに文章がある」と伝える基本の層です。
- コード例1(大見出し):
<h1>株式会社あやとり</h1> - コード例2(本文):
<p>Webサイトの戦略的活用を支援します。</p> - コード例3(リンク):
<a href="...">お問い合わせはこちら</a>
2. スタイルシート言語 (CSS)
サイトの「見た目」を整えます。色やレイアウトを指定し、人間にとって読みやすく魅力的なデザインを実現します。
- コード例1(色の指定):
h1 { color: red; } - コード例2(文字サイズ):
p { font-size: 16px; } - コード例3(余白):
.container { padding: 20px; }
3. プログラミング言語 (JavaScript)
サイトに「動き」や「機能」を与えます。ポップアップ表示やフォームの動作など、ユーザー体験(UX)を向上させるために使われます。
- コード例1(アラート表示):
alert('こんにちは'); - コード例2(ボタン動作):
button.onclick = function() { ... }; - コード例3(コンソール表示):
console.log('読み込み完了');
4. 構造化データ (JSON-LD)
情報の「意味」を定義するコードです。他の3つと異なり、サイト上には表示されませんが、AIや検索エンジンに直接情報を伝えるための「専用窓口」のような役割を果たします。
- コード例1(組織名):
"name": "株式会社あやとり" - コード例2(住所情報):
"address": { "@type": "PostalAddress", "addressLocality": "Hamamatsu" } - コード例3(記事の見出し):
"headline": "ソースコードの4分類について"
なぜAI検索対策には「構造化データ」が大事なのか?
これまでの検索エンジンは、HTMLを見て「文字がある」と認識するにとどまっていました。しかし、AI検索(AI OverviewやChatGPT、Geminiなど)の時代には、その文字が何を指すのかをAIに理解させる必要があります。
構造化データを導入することで、AIは「これはただの社名という文字列ではなく、実在する組織(Organization)の名前である」とはっきりと解釈できるようになります。その結果、AIが回答を生成する際の「信頼できる情報源」として参照されやすくなるのです。
自社サイトに「構造化データ」が設置されているか調べる方法
自社のサイトに構造化データが設置されAIにフレンドリーな状態になっているかは、以下の手順で簡単に無料で確認できます。
1. スキーマ マークアップ検証ツール
世界標準の規格(Schema.org)に基づき、コードが正しく記述されているかを詳細にチェックできる専門ツールです。確認したいページのURLを貼り付けるだけで、構造化データが設置されているかどうかチェックできます。
2. Google「リッチリザルト テスト」
構造化データをテストするための Google の公式ツールで、ページの構造化データで生成される Google のリッチリザルトを確認できます。1と同じく、確認したいページのURLを貼り付けるだけで、構造化データが設置されているかどうかチェックできます。
https://search.google.com/test/rich-results
3. ブラウザでの確認
サイト上で右クリックし「ページのソースを表示」を選択後、Ctrl + F(MacはCmd + F)で「json-ld」と検索してください。比較表にあるようなコードが見つかれば、正常に実装されています。
まとめ:AI時代に選ばれるWebサイトへ
Webサイトは、HTMLやCSSによる「見栄え」だけでなく、構造化データ(JSON-LD)による「意味の定義」が欠かせません。これからのWebサイト運営は、人に見える部分だけでなく、「AIに見せる部分」の最適化が鍵となります。
さらに詳しく知りたい方へ解説動画のご案内
今回の記事で解説した「ソースコードの4分類」や「構造化データの実装メリット」「構造化データの設置方法」について、さらに詳しく解説したセミナー録画動画をご用意しております。実際の画面操作や図解を交えてわかりやすく説明していますので、ぜひあわせてご視聴ください。
- 株式会社あやとり
- 山口晴士
この記事の監修者
住宅設備メーカー(東証プライム上場)と広告業界(東証プライム上場)で17年間にわたり営業職に従事後、あやとりへ参画。 製造業とサービス業、双方の現場で経験した「顧客視点」と「戦略的思考」をいかし、ウェブマーケティング戦略の立案から実行までを幅広く担当。
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