ウェブサイトを構成する「ソースコードの4分類」とは?AI検索時代に構造化データが重要な理由

 2026.01.06
株式会社あやとり
山口晴士
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Webを構成する4つのソースコードの違いと役割、そしてAI検索時代に不可欠な「構造化データ」について解説します。

目次

    ウェブサイトの運営において、「ソースコード」という言葉は身近ですが、その中身がどのように役割分担されているかをご存知でしょうか?

    昨今のAI検索(生成AIによる回答など)の普及にともない、特定のコードが持つ役割が非常に重要視されています。

    今回は、ウェブサイトを構成する4つのソースコードと、これからのAI検索対策の鍵を握る「構造化データ」について解説します。

    ひと目でわかる!ソースコードの4分類比較表

    Webサイトを構成するコードは、主に以下の4つに分類されます。それぞれの違いを「人に見えるかどうか」や「AIがどう解釈するか」という視点でまとめました。

    各コードの役割と具体的な活用例

    1. マークアップ言語 (HTML)

    Webサイトの「骨組み」と「内容」を記述します。検索エンジンに「ここにタイトルがある」「ここに文章がある」と伝える基本の層です。

    • コード例1(大見出し): <h1>株式会社あやとり</h1>
    • コード例2(本文): <p>Webサイトの戦略的活用を支援します。</p>
    • コード例3(リンク): <a href="...">お問い合わせはこちら</a>

    2. スタイルシート言語 (CSS)

    サイトの「見た目」を整えます。色やレイアウトを指定し、人間にとって読みやすく魅力的なデザインを実現します。

    • コード例1(色の指定): h1 { color: red; }
    • コード例2(文字サイズ): p { font-size: 16px; }
    • コード例3(余白): .container { padding: 20px; }

    3. プログラミング言語 (JavaScript)

    サイトに「動き」や「機能」を与えます。ポップアップ表示やフォームの動作など、ユーザー体験(UX)を向上させるために使われます。

    • コード例1(アラート表示): alert('こんにちは');
    • コード例2(ボタン動作): button.onclick = function() { ... };
    • コード例3(コンソール表示): console.log('読み込み完了');

    4. 構造化データ (JSON-LD)

    情報の「意味」を定義するコードです。他の3つと異なり、サイト上には表示されませんが、AIや検索エンジンに直接情報を伝えるための「専用窓口」のような役割を果たします。

    • コード例1(組織名): "name": "株式会社あやとり"
    • コード例2(住所情報): "address": { "@type": "PostalAddress", "addressLocality": "Hamamatsu" }
    • コード例3(記事の見出し): "headline": "ソースコードの4分類について"

    なぜAI検索対策には「構造化データ」が大事なのか?

    これまでの検索エンジンは、HTMLを見て「文字がある」と認識するにとどまっていました。しかし、AI検索(AI OverviewやChatGPT、Geminiなど)の時代には、その文字が何を指すのかをAIに理解させる必要があります。

    構造化データを導入することで、AIは「これはただの社名という文字列ではなく、実在する組織(Organization)の名前である」とはっきりと解釈できるようになります。その結果、AIが回答を生成する際の「信頼できる情報源」として参照されやすくなるのです。

    自社サイトに「構造化データ」が設置されているか調べる方法

    自社のサイトに構造化データが設置されAIにフレンドリーな状態になっているかは、以下の手順で簡単に無料で確認できます。

    1. スキーマ マークアップ検証ツール

    世界標準の規格(Schema.org)に基づき、コードが正しく記述されているかを詳細にチェックできる専門ツールです。確認したいページのURLを貼り付けるだけで、構造化データが設置されているかどうかチェックできます。

    https://validator.schema.org

    2. Google「リッチリザルト テスト」

    構造化データをテストするための Google の公式ツールで、ページの構造化データで生成される Google のリッチリザルトを確認できます。1と同じく、確認したいページのURLを貼り付けるだけで、構造化データが設置されているかどうかチェックできます。

    https://search.google.com/test/rich-results

    3. ブラウザでの確認

    サイト上で右クリックし「ページのソースを表示」を選択後、Ctrl + F(MacはCmd + F)で「json-ld」と検索してください。比較表にあるようなコードが見つかれば、正常に実装されています。

    まとめ:AI時代に選ばれるWebサイトへ

    Webサイトは、HTMLやCSSによる「見栄え」だけでなく、構造化データ(JSON-LD)による「意味の定義」が欠かせません。これからのWebサイト運営は、人に見える部分だけでなく、「AIに見せる部分」の最適化が鍵となります。

    さらに詳しく知りたい方へ解説動画のご案内

    今回の記事で解説した「ソースコードの4分類」や「構造化データの実装メリット」「構造化データの設置方法」について、さらに詳しく解説したセミナー録画動画をご用意しております。実際の画面操作や図解を交えてわかりやすく説明していますので、ぜひあわせてご視聴ください。

    株式会社あやとり
    山口晴士

    この記事の監修者

    住宅設備メーカー(東証プライム上場)と広告業界(東証プライム上場)で17年間にわたり営業職に従事後、あやとりへ参画。 製造業とサービス業、双方の現場で経験した「顧客視点」と「戦略的思考」をいかし、ウェブマーケティング戦略の立案から実行までを幅広く担当。

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